2022.07.29
「第二次エチオピア戦争のイタリア兵とアビシニアの民」
川瀬慈×眞城百華
日時:7月29日[金]19:00–20:30
場所:PURPLE(20名、要予約)、YouTube配信
料金:1,000円
PURPLEでの「アビシニア高原、1936年のあなたへ —イタリア軍古写真との遭遇—」展の開催に際して、本展の企画者である川瀬慈と眞城百華によるトークイベントを開催します。第二次エチオピア戦争当時のエチオピア帝国諸民族やイタリア兵の生活、さらには両者の社会的な“距離”について展示写真の分析に基づき考察します。
川瀬慈
映像人類学者。1977年生まれ。国立民族学博物館准教授。エチオピアの吟遊詩人、楽師の人類学研究を行う。人類学、シネマ、アート、文学の実践の交点から創造的な語りの地平を探求。主著に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年)、『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』(音楽之友社、2020年)、『叡智の鳥』(Tombac/インスクリプト、2021年)。
眞城百華
上智大学総合グローバル学部·教授。津田塾大学国際関係学科助教、同大学国際関係研究所研究員をへて2014年より上智大学総合グローバル学部、博士(国際関係学)。
エチオピア北部のティグライ民族と国家の関係、エリトリア政治史を中心に研究。エチオピアとエリトリアを中心にオーラルヒストリー調査を実施。
『エチオピア帝国再編と反乱(ワヤネ)-農民による帝国支配への挑戦』(春風社、2021年)、「戦う女性たち—ティグライ人民解放戦線と女性」、石原美奈子編著『現代エチオピアの女たち:社会変化とジェンダーをめぐる民族誌』(明石書店、2017年、146–179頁)