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2022.07.02

「経験と作品のあいだ」
中井菜央×ベ・サンスントーク

Sangsun Bae "The Chandelier5" Archival inkjet print.

日時: 7月2日[土] 14:00-15:30
場所: PURPLE(20名、要予約)
料金: 1000円※ワンドリンク付き

PURPLEでの「雪の刻」展の開催に際して、写真家 中井菜央とアーティスト ベ・サンスンによるトークイベントを開催します。

中井とベ・サンスンの作家としての共通点は、 経験から感じ取り見出したことを作品に託して表現するタイプの 作家であること。言い換えると、形象の美しさや衝撃性それ自体を創作の目的にする作家ではないことです。その二人の相違点は、中井が写真を専門とするのに対し て、ベ・サンスンがドローイング、インスタレーション、陶芸、写真とマルチ な表現方法を取るというところにあります。そこには、資質の広さというだけでは片付けられない理由があるはずです。二人が自分たちの共通点と相違点を、それぞれの作品を取り上げて具体的に語り合いながら、表現すべきことの発見とその表現方法の関係を浮き彫りにしてゆきます。

 

 

中井菜央

1978年、滋賀県に生まれる。2004年、写真家を志望し上京。2006年、日本写真芸術専門学校を卒業、作家活動を開始。個展の開催、グループ展の参加多数。

主な個展に2014年「未明」銀座ニコンサロン(東京)、2018年「繡」Roonee 247 fine arts(東京)、2021年「破れる風景」津南町農と縄文の体験実習館(新潟)、2022年「雪の刻」横浜市民ギャラリーあざみ野(神奈川)などがある。 赤々舎より「繡」「雪の刻 / THE TIME RULED BY SNOW」を上梓。現在東京在住。

 

 

 

べ・サンスン

2002年武蔵野美術大学造形研究科美術専攻修了。2003年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(版画専攻)交換留学生。2008年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程満期退学。その後は、韓国と日本を行き来しながら京都を拠点に国際的に活動する。これまでの作風について、人体モチーフから始まった木炭によるモノクロームの絵画では、静謐かつ力強い作品を制作する。2005 年と2008年にVOCA展「現代美術の展望-新しい平面の作家たち-」に選出され、紐や結びをモチーフにしたインスタレーションや陶芸作品を発表する。近年は、日韓の近現代史のリサーチに基づく写真作品や記録資料を収集、リサーチを元にした画像作品を手掛ける。

https://www.sangsunbae.com

 

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