PURPLE

検索 search

PURPLE

Tuning in to the forest 誘う森 森の芸術祭 晴れの国・岡山 2024年公式カタログ

定価:3,000円+税

監修:長谷川祐子
編集:西山萌
造本・デザイン:塩谷啓悟

発行:PURPLE

Size: H264mm ×W189mm
Page:240p
Binding:hardcover

発行日 : 2025年3月21日
ISBN : 978-4-9912907-6-3

送り先一箇所に対して、商品合計金額が10,000円以上は送料無料

お支払い方法は、各種クレジットカード、銀行振込をお使いいただけます

2024年9月28日から58日間にわたって開催された「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の公式カタログ。

岡山県北部12市町村を舞台に、52万人の人々が訪れたこの芸術祭で、展示された作品や起こった出来事を通して、
「森」のさまざまな側面に光を当て、アーティストの存在や振る舞いがどのように作用したのかを記述します。
 
 
第1章「マジカルリアリズム」
森は中に入ると全体を見渡すことはできない。マジカルリアリズムは、超自然的な領域が、自然で馴染みのある世界と
融合しているさま。観客は身体感覚の隅々までが「覚醒」し、現実と幻想の間を行き来する。
 
第2章「森の癒し」
森は人を癒す。森にある作品は、そこに人々を誘う。アート作品を媒介として命の変化を覗く、あるいは環境と一体となる
視覚体験が森の癒しを増幅する。
 
第3章「破壊と再生:我々を『生かした』森」
攪乱する森の力は、既存の秩序や物差しを破壊する力につながる。破壊の後、新しく「生きられた」秩序や世界が生まれる。
 
第4章「知の源:文化資源と情報のエコロジー」
文化や情報は資本の一つである。森は知の源、博物館であり、クラウドであり、一つの身体でもある。
 
第5章「物語と風土、コミュニティの夢」
人間は空間的、時間的構造の中に己を表すゆえに、歴史と風土は不測不離の関係にある。気候、生き物、大地、伝承などは
全て「風土の主体性」の中に含まれる。
 
第6章「記憶」
記憶の森に分け入ろうとする私たちに、アーティストはさまざまな手段やきっかけを提示する。
 
第7章「社会共通資本:時空間を書き換える森の作用」
アートの持つ開放性、横断性を生かし、生起のシステムを中心とした新しい「感性的かつ思慮深い」資本を創造することが、
今日のアートの役割と言える。隠された価値は、森の中に潜むように至る所に存在しているが、それを見出し、活性化することが必要である。

 

《掲載作家》

レアンドロ・エルリッヒ 、ビアンカ・ボンディアンリ・サラ蜷川実花 with EiM 、ウメッシュ・P・K、スミッタ・G・S、甲田千晴 、加藤萌 、森夕香 、東山詩織 、ジェンチョン・リョウ、立石従寛、ルシーラ・グラディン鈴鹿成年 、坂本龍一+高谷史郎、ムハンナド・ショノ、川内倫子、片桐功敦 、上田義彦 、杉浦慶侘 、ソフィア・クレスポ、パオラ・ベザーナ磯崎新、森山未來 、東勝吉 、八木夕菜、サンドラ・シント 、AKI INOMATA、志村信裕、江見正暢、川島秀明、難波香久三、染谷悠子 、リクリット・ティラヴァニ、アシム・ワキフ、エルネスト・ネト 、タレク・アトゥイ 、キムスージャ 、妹島和世、太田三郎 、マイケル・リン、ジャコモ・ザガネッリ 

関連記事