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遠藤文香

Pneuma

定価:5000円+税

Book Design:藤田裕美.
発行:roshin books
Size:289mm × 213mm
Page:80 pages
Binding:上製本
Published in May 2026

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風でも、魂でもない。そのあいだにあるもの──Pneuma(プネウマ)

古代ギリシア語で「息」「風」「魂」を同時に意味するこの言葉を手がかりに、遠藤は岩手県遠野の高原へと向かいました。

そこは、地上と空、この世とあの世のはざまに浮かんでいるような不思議な場所です。 撮影の舞台となったのは、かつて遠野に存在した「人と馬が一つ屋根の下で暮らす文化」を現代に再構築した実験的な場所。そこには、手綱も蹄鉄も持たず、自由を与えられた本来の姿で生きる馬たちが放牧されています。
乗馬クラブや観光牧場とは全く異なる「ホースファースト」の環境で、馬たちは圧倒的な生命力をもって草原を駆け回っています。
 
人間が馬を使役動物として囲ってきた5,500年の歴史から解き放ち、馬と人間が対等な生命として響き合い、境界がゆるやかに溶け合う空間。
「遠野の馬飼い」であり本施設を立ち上げた徳吉英一郎は、草の中に消え、馬の群れに肉薄していく遠藤の姿を「草の海へのダイブ」と表現しました。言語以前の感覚を頼りに、自らの身体を世界へと拡張させながら、永遠とも思える時間の積層と「いまこの一瞬」が交わる瞬間に繰り返される撮影。
 
その結実ともいえる本作品は、肉体と精神、内と外を往復する、目に見えないPneumaを感じられる一冊です。
 
(roshinbooks HPより引用)

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遠藤文香 (えんどう・あやか)

1994年生まれ。2018年、東京藝術大学美術学部デザイン科卒業、2021年に同大学院修了。修了後は東京を拠点に写真家として活動し、作品を発表する。現在はロンドン在住。主に動物や自然を対象とし、それらと人間とのあいだに古くから培われてきた感覚や秩序に関心を寄せながら制作を行っている。

 

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