2022.08.07
「コロニアル建築とファシズムのあと」
川瀬慈×鯖江秀樹
日時:8月7日[日]15:00–16:30
場所:PURPLE(20名、要予約)
料金:1,000円
PURPLEでの「アビシニア高原、1936年のあなたへ —イタリア軍古写真との遭遇—」展の開催に際して、本展の企画者である川瀬慈さんと鯖江秀樹さんによるトークイベントを開催します。展示中の古写真にはコロニアル建築やファシズムの象徴などが映り込んでいます。そうした跡を辿りながら、第二次エチオピア戦争当時のイタリアの政治情勢と共にお話しいただきます。
川瀬慈
映像人類学者。1977年生まれ。国立民族学博物館准教授。エチオピアの吟遊詩人、楽師の人類学研究を行う。人類学、シネマ、アート、文学の実践の交点から創造的な語りの地平を探求。主著に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年)、『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』(音楽之友社、2020年)、『叡智の鳥』(Tombac/インスクリプト、2021年)。
鯖江秀樹
1977年姫路市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都精華大学芸術学部准教授。専門は近代芸術史、表象文化論。主な著作に、『糸玉の近代 20世紀の造形史』(水声社、2022年)、『イタリア・ファシズムの芸術政治』(水声社、2011年、表象文化論学会奨励賞)。主な訳書に、パオロ・ダンジェロ『風景の哲学 芸術・環境・協同体』(水声社、2020年)、マリオ・ペルニオーラ『無機的なもののセックス・アピール』(共訳、平凡社、2013年)。