2023.04.12
PURPLEな夜―『「推し」の文化論』から始まる
鳥羽和久
日時: 4月12日[水] 19:00–22:00
場所: PURPLE(25名、要予約)
料金: 1,500円(ワンドリンク付き)
※定員に達したため、予約受付を終了いたしました。
今年の3月に『「推し」の文化論 ――BTSから世界とつながる』(晶文社)を上梓された烏羽和久さんによるトークイベントを開催します。
ARMYの方々はもちろん、BTSやK-POPの影響力に興味はあるけど、いままで近づく機会がなかった方にもぜひご参加いただき、私たちの立つ波打ち際の世界について、彼らひとりひとりについて語り合えればと思います。
ご予約はこちらからお申し込みください。
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PURPLEでBTSについて語り合う夜は、私にとって特別です。
おわかりの方もいらっしゃるかもしれませんが、PURPLEは、BTSとARMYの関係をあらわすVの造語「보라해(ボラヘ、紫するよ)」から大きな力をもらって始めた場所だからです。
虹の最後の色、孤高の色。紫は、変容しながらそこにある色です。ひとりひとりの居場所となり、かつそれが常に混ざり合う空間。ここに座りながら、本やアートと共に遠くへと行ける空間。
私たちがどんな時代に生きているのかを胸に、BTSを想いながらPURPLEと名付けました。
鳥羽さんの今回の本は、凄みを秘めた本です。
「推す」ことについて、アイデンティティについて、資本主義との関係について……誰ひとりとして無縁ではないテーマを拓き、そして、BTSひとりひとりをその眼差しをもって伝えてくれました。
すでに本を読まれた方も、そうでない方も、ゆっくりとPURPLEに浸り、鳥羽さんと一緒に、BTSと私たちについて話しませんか。
どんな時間になるかは来てのお楽しみに……ここが果たして海なのか、はわからないのですから。お待ちしています。
姫野希美
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鳥羽和久|Kazuhisa Toba
1976年、福岡県生まれ。専門は日本文学・精神分析。大学院在学中に中学生40名を集めて学習塾を開業。現在は株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長として、小中高生150名余の学習指導に携わる。教育や現代カルチャーに関する講演も多数。著書に『親子の手帖 増補版』(鳥影社)、『おやときどきこども』(ナナロク社)、『君は君の人生の主役になれ』(筑摩書房)、『推しの文化論 BTSから世界とつながる』(晶文社)など。朝日新聞EduA相談員。