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2023.12.05

波をかさねる vol.4
フェミニ術:『アートとフェミニズムは誰のもの?』『ジェンダー目線の広告観察』を読む

Photo by 堀井ヒロツグ

日時: 2023年12月5日[火] 19:00–21:00
場所: PURPLE(10名、要予約)
料金: 1,000円※ドリンク&お菓子付き(持ち寄りも歓迎)
各回「奨学枠(参加費無料)」をご用意しています。必要な方は申込時に選択してください。

前回は長島有里枝『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』を取り上げた読書会「波をかさねる」ですが、vol.4では、村上由鶴『アートとフェミニズムは誰のもの?』(2023年、光文社新書刊)と小林美香『ジェンダー目線の広告観察』(2023年、現代書館刊)を取り上げます。

 

今回の読書会では、教科書としてフェミニズムやジェンダー学やアートを学ぶのではなく、日常を生き延びていくためのアート(技術/ツールキット)としての「フェミニ術」を身につけるための練習の場になることを目指します。

 

参加者のうち毎回3〜4名がその日の範囲を担当し、各回に長くとも15分まで、その範囲に関する発表をしていただくゼミのような形式で会を進めていきたいと思っています。初回となる12月5日は読書会の呼びかけ人である、堀井ヒロツグ、原田桃望、久後香純が村上由鶴『アートとフェミニズムは誰のもの?』の1〜2章を担当します。参加者の皆さんは2章までを読み、その範囲で関心を持った点・みんなで考えたい点などを事前に1つ準備して会にご参加ください。

 

ジェンダーイシューや写真/美術表現に興味のある人、そういったことは関心がなかったけれどこれを機に触れてみたい人、一度読んでみたけれどもう一度他の人と一緒に読んでみたい人。焚き火のように本を囲みながら、それぞれの視線や言葉をかさねてこの2冊を読めることを楽しみにしています。

 

 

 

◯読書会のグランドルール◯

 

・事前に本を読み、考えてきたことをシェアする場なので、参加される場合は課題図書の該当部分を各自読んできてもらう必要があります。

 

・読書会主催者はあらゆる差別を容認しません。差別やハラスメントが起こりにくい場づくりには全ての参加者の協力が必要です。発言をする前にある言葉や仮定が差別や偏見に基づいていないか考えてみてください。

 

・他の人との境界を大事にすると同時にあなた自身の境界を大事にしてください。例えば、話したくないこと、答えたくないことはいつでも止めることができます。

 

 

 

◯開催予定、レポート◯

 

1回目:2023年12月5日 [火] 19:00–21:00:村上由鶴『アートとフェミニズムは誰のもの?』はじめに〜2章→1回目レポート(原田桃望)

2回目:2023年12月19日[火] 19:00–21:00:村上由鶴『アートとフェミニズムは誰のもの?』3章〜終章→2回目レポート(久後香純)

3回目:2024年1月16日[火] 19:00–21:00:小林美香『ジェンダー目線の広告観察』1章〜4章→3回目レポート(原田桃望)

4回目:2024年1月30日[火] 19:00–21:00:小林美香『ジェンダー目線の広告観察』5章〜8章→4回目レポート(久後香純)4回目レポート(三保谷将史)

 

 

堀井ヒロツグ|Hirotsugu Horii

 

2008年早稲田大学芸術学校空間映像科卒業。現在、京都芸術大学美術工芸学科非常勤講師。2013年に東川国際写真祭ポートフォリオオーディションでグランプリ、2021年にIMA nextでショートリスト(J・ポール・ゲティ美術館キュレーター:アマンダ・マドックス選 )を受賞。

https://www.hirotsuguhorii.com

 

 

 

原田桃望|Momomi Harada

 

2022年京都芸術大学修士課程グローバル・ゼミ修了。企画や執筆、編集などを行っている。現在はクィア理論と写真を軸に岡部桃さんの作品に関して執筆したエッセイの書籍化にむけて編集中。

 

Photo by Yuka Iwahashi

 

 

久後香純|Kasumi Kugo

 

ニューヨーク州立ビンガムトン大学大学院美術史学科博士候補生。1960年代から70年代日本の写真集/写真雑誌文化について博士論文を執筆中。

 

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