PURPLE

検索 search

PURPLE

山上新平

山上新平: KANON "SIGNED" (M label No.43)

定価:10000円+税

著者サイン入り

写真・文章:山上新平
文章:幅允孝
編集・造本設計:町口覚
デザイン:清水紗良(MATCH and Company., Ltd.)

判型:縦228mm/横171mm
頁数:本文200頁 写真点数:116点
仕様:フナオカキャンバス貼り丸背上製本
表紙・裏表紙に題箋貼り
背表紙にタイトル箔押し
スリーブケース入り
言語:日英表記

発行:bookshop M

送り先一箇所に対して、商品合計金額が10,000円以上は送料無料

お支払い方法は、各種クレジットカード、銀行振込をお使いいただけます

山上新平にとって、世界は複雑で触れ難いものだった。

───

カメラを手に山へと分け入り、そこにある木々を凝視して写真を撮る。
崖の上から、海に打ち寄せる波の表情を捉えて写真を撮る。
山上にとって、それが世界と触れあう唯一の手段だった。

ある日、山上の手に傷ついた蝶が止まった。その蝶は、傷を負っても飛ぼうとした。
その日から山上は、蝶の写真を撮りはじめた。
またたく命は、山上にとって世界と自分とを繋ぐよりしろとなった。

山上新平写真集「KANON」

3つの章からなる写真集は、安寧を恐れ、否定し続けてきた写真家の過去/現在/未来を、
蝶と共に舞い飛びながら追走する構成になっている。

KANON ─ それは、またたく命の輪唱

山上の写真には、現代を生きる私たちの絶望と希望が写っている。

───

山上 新平(やまがみ・しんぺい)

1984年神奈川県生まれ。東京ビジュアルアーツ卒業後、イイノ・メディアプロを経て、写真家として活動をはじめる。驚くべき視覚能力を駆使し、徹底して被写体に対峙しながら、写真を描き出す。グループ展「LUMIX MEETS/ BEYOND 2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #3」(パリ/東京、2016)を皮切りに、2017年には「Daikanyama photo fair competition」にて奈良美智賞を受賞。その後、「山上新平展」思文閣(東京/京都、2019)、「The Disintegration Loops」POETIC SCAPE(東京、2019)などを経て、2022年デザイナーの皆川明(ミナペルホネン)発行による初めての写真集『Helix』を刊行。2023年、東京都写真美術館が主催の「見る前に跳べ 日本の新進作家 vol.20」に選出され、同展に合わせて造本家の町口覚による『Epiphany』(bookshop M、2023)を刊行。また『liminal (eyes) YAMAGAMI』(bookshop M、2022)を刊行し、同名の展覧会を旧大佛次郎茶亭(鎌倉、2023)で開催。

───

刊行記念展のご案内

【京都】PURPLE 2024年9月14日(土)〜10月6日(日)

 

会期:2024年 5月18日(土)→ 6月30日(日)
会場:POETIC SCAPE 〒153-0061 東京都目黒区中目黒 4-4-10 1F

【八戸】八戸市美術館 ギャラリー1・2 2024年7月26日(金)〜8月7日(水)

【福岡】本屋青旗 2024年8月23日(金)〜9月8日(日)

【パリ】PARIS PHOTO 2024へ巡回します。

 

出版社HPより

関連記事