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鈴木理策

曇天記/写真

  • 出版社HPより

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定価:3,800円+税

外装寸法:198x150mm
本文寸法:187x139mm
外装:箱入り/カバー装/箔押し
印刷:高精度レーザー・プリント
製本:PUR無線綴じ/袋とじ/背布貼り/ホローバック
頁数:200p
図版数:モノクロ188点
発行:2020年5月1日/初版500部

写真:鈴木理策
デザイン:秋山伸+宮原慶子/edition.nord
印刷:poncotan w&g
製本:イニュニック+chiku chiku laboratory
アセンブル:chiku chiku laboratory

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印刷であること、そして「本」であることを根拠にこの世界に生まれた、鈴木の貴重な日記的モノクローム写真集。

鈴木理策は2009年から
月刊誌『東京人』(都市出版)での連載「曇天記」(文:堀江敏幸)に写真を提供、
本書には、その連載のうち、
第7回から第100回(2009–2017年)の写真が収録されている。

堀江のテキストを読んでから撮影した
(あるいは自らのアーカイヴから選んだ)というこれらの写真には、
「海と山のあいだ」「SAKURA」「White」「水鏡」等、
テーマに基づいて長期間撮影を継続するという
普段の鈴木の制作行為からは決して垣間見ることができなかった、
時に遊戯的でさえある、その時々の自由な日常的身振りが現れている。
また、主要シリーズからの変奏、あるいはそれらの新しい展開のための試行
とも言うべき作品が含まれていることも興味深い。
「見ること」そのものへの接近を志向してきた鈴木は、常に作品をカラーで提示し、
モノクロ写真がプリント作品として制作されることは無かったが、
ここでは、連載の枠組から写真がモノクロームで使用されており、
貴重なケースであることにも注目される。

印刷であること、そして「本」であることを根拠にこの世界に生まれた、
鈴木の貴重な日記的モノクローム写真集。


雑誌連載の身軽さを表現するため、
写真集には珍しい上質紙を使用しつつ、
重厚な装丁を避けて本文紙だけで本冊子を構成。
開きの良さと耐久性と美観の3つを同時に実現するために、
機械によるPUR製本の糊を極限まで薄くし、
のちに手作業で背布を貼り付けている。

 

― 出版社説明文より

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