古里裕美
TIDE
©️Hiromi Furusato
2026年4月29日[水]-5月17日[日]
時間:13:00-19:00
休廊:月・火
5月4日[月]と5日[火]は営業いたします。
PURPLEでは、古里裕美の関西初となる個展「TIDE」を開催いたします。
「TIDE」は、古里裕美が2015年から現在に至るまでの約10年間、宮城県石巻市に住むひとりの女性を中心に、同時代を生きる人々や広がる光景、風景へとカメラを向け続けてきた作品群です。
つかみようのない「現在」に揺らぎながらも、自分たちは生きて存在しているという実感が、写真の中で衝突し、やがて溶け合っていきます。本作は、不確かさを受け入れることから出発し、意味を超えて「在る」ことと「現在」を探求しようとする試みです。
ひとりを見つめるその眼差しは、同時にこちらへと返されます。写真の中で向き合うとき、私たちはどれほど切実に互いを見つめ返してきたのでしょうか。
海の満ち引きのように、生死や記憶は身の内で絶えず揺れ動いています。身体の奥からあふれ出るものは、外界の光や風景と呼応しながら流れ続けます。
「TIDE」は、そうした内なる潮と外界の起伏が響き合う場として、存在と現在を見つめ直す写真群です。切実さと豊かさが交錯するその像は、個の物語を越え、私たちが共に生きる時間の深層へと静かに開かれていきます。
古里裕美| Furusato Hiromi
1987年生まれ。2018年よりフォトアーキペラゴ写真学校に参加。
主な受賞に、APAアワード2019〈写真作品部門〉佳作(2019)、IMA next #24「MEMORIES」ティム・バーバー選(2021)、塩竈フォトフェスティバル2024 特別賞(2024)。2024年に個展「光になって会いに来て、光になって会いに行く」(WORK CINEMA Paradise)を開催。現在は東京と宮城県を拠点に活動中。

