PURPLE

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小林且典

山の標本 - ブロンズと版画 -

会期:2024年8月21日[水]- 9月8日[日]
時間:13:00-20:00[水・木・金] 11:00-19:00[土・日・祝]
休廊:月・火

 

この度、PURPLEでは2度目となる彫刻家・小林 且典の個展「山の標本 - ブロンズと版画 -」を開催いたします。

 

昨年の個展「静物学 山の標本 旅の記録 ー彫刻と写真の往還ー」では、タイトルが示すように小林にとってのライフワークである彫刻と写真に焦点をあて、2つのメディアの差異から小林の表現の軸を捉えるように展示が構成されました。

 

この度の個展では、前回展で数点出品されていたブロンズの彫刻作品《山の標本》シリーズを核に据えて、比較的近年に着手し始めた銅版画のエッチング作品をPURPLEの空間へ展開します。

 

本展においても異なるメディアが併存する構成ですが、どちらのメディアも銅を素材としているという点で共通しており、前回展とはまた違った角度で小林作品の新たな側面を垣間見れる機会となるでしょう。

 

様々なメディアを横断することで、表現の幅を広げながらも主題となる風景の探求を深めてきた小林且典という作家の奥行きを是非ご覧ください。

 

 

 

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『山の標本』シリーズより、この春鋳造したブロンズと版画を展示いたします。

 

一年を寒暖によってふたつに分け、寒い季節は高温で金属を溶かす鋳造で彫刻を、 暖かい季節は写真や水彩そして版画を制作しています。

 

今回の版画は2版刷りの色彩を纏ったエッチング、そしてブロンズも地金や仕上げ方法で 様々な表情を得た山々が連なります。

 

小林 且典

小林且典|Katsunori Kobayashi

兵庫県龍野市(現たつの市)生まれ。


1987年東京芸術大学美術学部彫刻科卒業、1989年同大学院修士課程修了。


1989〜95年ブレラ美術アカデミー(イタリア政府招聘給費留学)。東京都在住。


彫刻のほか、写真・水彩・版画など様々な表現方法で作品を発表し、全てのプロセスを自身の手で行なっている。


近年の主な展覧会に、「静物学 山の標本 旅の記録 -彫刻と写真の往還-」(PURPLE 2023)、「時を超える:美の基準」(二条城,2019)、「小林且典 薄白色の余韻」(兵庫県立美術館、2013)、「ひそやかな眼差し 小林且典」(静岡市美術館、2012)、「日本-イタリア 今日の世代」(国立近代美術館、ローマ、1992 - 1993)など。

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