2022.11.5
『いつもだれかが見ている』刊行記念
写真ワークショップ「見えるもの」と「かたるもの」
日時: 11月5日[土]14:00–16:00
場所: PURPLE(先着15名、要予約)
料金: 1,000円(ワークショップのみ)
※写真付きの参加は定員に達しました。写真を出すのはハードルが高いけど、口だけ参加してみたい方を4名限定で受け付けております。料金は1000円引きの値段となっております。
持物: お持ちの場合はタブレットをご持参ください。
短篇小説集『いつもだれかが見ている』の刊行を記念して、作家の大竹昭子さんのワークショップを開催します。
この短篇集はオランダ在住のアーティスト、ヒロイ・クミ&写真家アネケ・ヒーマンさんが撮り下ろした14点の人物写真にインスパイアされた物語を、大竹さんが綴ったものです。物語を考えるきっかけは見ず知らずの人が写っている写真の中に潜んでおり、それをよく見て引きだすことから執筆がスタートしたそうです。
今回のワークショップでは、参加者にご自身が撮った写真を事前に送っていただき、みんなでそれを眺めながら、その写真に何が見いだせるか、どんな状況を撮ったものなのか、またそこから滲みでる感情などを言葉にしていきます。写真表現にも精通する大竹さんとともに、楽しみながら写真とは何かを考える機会になれば幸いです。
ご予約はこちら→https://forms.gle/ddH7HParQyqGraNHA
【大竹昭子さんからのメッセージ】
スマホには写真がたくさん入っているけれど、見直す機会が減っていませんか。それらをみんなで見ながら言葉にしていくワークショップです。言葉にするにはじっくり見なければならず、すると見逃していたことがいっぱいあるのに気がつきます。写真に潜んでいる物語をみんなで探りだすのはとても面白く、これまでのワークショップも大いに盛り上がりました。参加者には事前に<小さくてもいいので人物が写っている写真>を1点送っていただきます。高級カメラである必要なし。スマホで充分。みんなに見せたい、面白い写真を待ってます!
大竹昭子(おおたけ・あきこ)
1980年代初頭にニューヨークに滞在、文章を書きはじめる。小説、エッセイ、批評など、ジャンルを横断して執筆。小説作品は、人間の内面や自我は固定されたものではなく、外部世界との関係によってさまざまに変化しうることを乾いた筆致で描き出し、幅広いファンを生んでいる。今年7月に『図鑑少年』『随時見学可』『間取りと妄想』につづく4冊目として最新刊『いつもだれかが見ている』を上梓。写真関係の著書も多く、『この写真がすごい』『彼らが写真を手にした切実さを』『ニューヨーク1980』などがある。写真も撮る。無類の散歩好き。リトルプレス「カタリココ文庫」スタートを年3冊のペースで刊行するなど、個人としての活動も多い。
*本ワークショップは2022年8月6日八戸市立美術館(青森)、9月4日喫茶ミンカ(神奈川)、10月16日MINOU BOOKS(福岡)、10月29日iwao gallery(東京)、11月5日PURPLE(京都)、12月1日本屋B&B(東京)で開催されます。