2025.6.22

写真集とペアリングの夜〜紀成道「かぜとつちと」x オモナ雨の日　生マッコリの巻〜

©Kino Seido

日時：6/22[日]17:00-19:00
場所：PURPLE（15~20名）
参加費：1,000円（1ドリンク付、2杯目以降キャッシュオン）

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写真集をじっくりめくるように、お酒をゆっくり傾ける。そんな“写真集とお酒のペアリング”を楽しむ新たな企画がはじまります。

この写真集にはこのお酒を、あの写真にはこのドリンクを──写真とお酒、それぞれの奥行きが響き合い、目と舌で想像力をふくらませながら、ページをめくるたびに味わいも深まっていく、そんなひとときをご一緒に。初回のゲストは、写真家・紀成道さん。2024年に第49回伊奈信男賞を受賞した『かぜとつちと / x elements』では、風と土のあいだに生まれる、目に見えない気配や手ざわりのような風土を丹念にすくいとってきました。今回は、その撮影地でもある島根でつくられたマッコリとともに、紀さんの写真をひらいていきます。

韓国では、チヂミを焼くときの油のはねる音が雨音に似ていることから、雨の日にはチヂミを食べたくなるという風習があるそうです。その「パチパチ」という音は、今回のお供となるマッコリの発酵音「ぷつぷつ」へとつながり、静かに耳をくすぐります。湿度を帯びた記憶が、写真とともに立ちのぼる夜。五感で味わう、新たな出会いとなるペアリングの時間をお楽しみください。

🫗 オモナ雨の日　生マッコリ（島根県雲南市産）

https://www.misfitsjapan.com/product-page/4595555855015

紀成道『かぜとつちと x elements』

【登壇者プロフィール】

紀成道‬ 　|　 Kino Seido

1978年愛知県生まれ

京都大学工学部物理工学科卒。人、もの、場所、時間、思考の「接点」でものごとは起こり、異質間の相互作用こそ我々に気づきを与えることをテーマに制作を行っている。島国である日本が直面する課題に人々がどう取り組むかに焦点を当て、何が日本を日本たらしめているかを探る。

森にある精神科病院を舞台に、自然を介した患者と健常者との関わりを「Touch the forest, touched by the forest.」（2017年）、製鉄の現場から高度経済成長期と現在の世代のつながりを「MOTHER」、「Hands to a Mass」（2019年）としてまとめた。展示や写真集ならではの表現で発表を続ける。写真集「かぜとつちと x elements」（赤々舎刊）を2024年に上梓。2025年、「風と土と　x elements/Earth」が第49回伊奈信男賞を受賞。また「時の地層」がSony World Photography Awardsの風景カテゴリーで1位を獲得。

2025.6.22

紀 成道『かぜとつちと x elements』

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