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2024.08.30

【サイン会】長島有里枝『SWISS』第3版刊行記念

日時: 8月30日[金] 在廊時間は19時ごろから20時まで ※時間が多少前後する場合がございます。
場所: PURPLE(予約不要)
当日店頭にて写真集『SWISS』をご購入いただくか、写真集をお持ちください。

この度PURPLEでは、長島有里枝さんの写真集『SWISS』第3版刊行を記念して、作家によるサイン会を開催いたします。

当日ブックスペースにて『SWISS』を購入いただいた方や、すでに写真集をお持ちの方にサインを入れていただく機会となります。

この機会にぜひご参加くださいませ。

 

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about book

 

アーティスト長島有里枝の核心を静謐にひらく 

『SWISS』待望の第3版!

 

「どれほど壮大な夢想をしていようとも、人が思考するときに目に映るのは、自分の寝室のように慣れ親しんだ、些細な風景である」(2010 年個展「SWISS+」に寄せたアーティスト・ステートメントより) 

 

2007年にスイス エスタバイエ・ル・ラックにあったVillage Nomadeのレジデンシープログラムに参加した際に撮影した写真と日記によって構成。

これらの写真は、長島の亡くなった祖父の家から見つかった、25年ほど前に祖母が撮影し、箱に大切にしまっておいた花の写真にインスパイアされたもので、Village Nomadeの敷地内の草花や、部屋の光景、伴っていた息子などが写されている。 また、スイスの澄んだ空気の中で生まれた写真と言葉をそのまま束ねたスクラップブックのように、写真ページ、テキストページ、クラフトペーパーがランダムに綴じられ、 航空券のしおりやメモ書きも挟み込まれる。

手にとるひと、それぞれの思いとリンクするように、第3版の表紙は、22色もの布で覆われた。 

 

「SWISS」は、デビュー以来常に「家族」というテーマのもとに写真を撮影してきたアーティスト長島有里枝の核心を静謐にひらく。

今は亡き祖母とお互いの花の写真を通して向き合い、遠いひとに思いを馳せ、近いはずのひとと心を見つめ合った時間が凝縮された美しい一冊。

 

 

 

"部屋に戻り

ここにくるまですごくじかんがかかったよね

と息子が言う 

 

この旅の道程のことをはなしているのに

わたしたちの心のことを言っているようにも聞こえる"  

 

日記 (3rd WEEK DAY6  2007.08.11)より  

 

 

 

赤々舎Webページより

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長島有里枝|Yurie Nagashima

東京生まれ。アーティスト。カリフォルニア芸術大学MFA修了。2001年、写真集『PASTIME PARADISE』で第26回木村伊兵衛写真賞受賞。2010年、短編集『背中の記憶』(2009年、講談社)で第23回三島由紀夫賞候補、第二六回講談社エッセイ賞受賞。2022年、『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』(2020年、大福書林)で日本写真協会賞学芸賞受賞。他の著書に『テント日記/「縫うこと、着ること、語ること。」日記』(2022年、白水社)、『こんな大人になりました』(2023年、集英社)など。

 

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©️AYAKA SHIDA

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