PURPLE

検索 search

PURPLE

イ・ハヌル HANEUL LEE

YESTERDAY

定価:10,000円+税

size: 330mm x 230mm
pages: 29
Publication Date.2023

発行 : ffseoul

※発送は会期終了後になります。

送り先一箇所に対して、商品合計金額が10,000円以上は送料無料

お支払い方法は、各種クレジットカード、銀行振込をお使いいただけます

現在を写すと思われていた写真の中の物語が、絶えず過去へと流れていく

Boomers projectを通して、彼女は被写体から聞いた「過去」の話に興味を持つようになる。
「アジョシ(日本語で「おじさん」)」を撮影するうちに、彼女は彼らが主に過去の話を共有していることを発見する。現在を写すと思われていた写真の中の物語が、絶えず過去へと流れていくような感動が生まれる。
当初は現在を記録していると考えられていた写真の中の物語が、持続的に過去へと流れていく感覚を彼女は感じる。過去を通して、「アジョシ」は現在を否定し、自己慰めを与え、時間のズレを超越する。このようにして、彼女は記憶の情景を「昨日」として提示するのである。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ハヌルさんは、『Decades No.2』での赤い服をきた男性の表紙が印象的でしたね。そのなかでは、「アジョシ」と分類される見知らぬ中年男性を、韓国社会のなかで育まれた「アジョシ」の型にはめず、たまたま「団塊世代」に生まれた人として焦点を当てたいと記していました。

時折出てくるしわの刻まれた手は、その人固有の人生を雄弁に語り、過去の経験や記憶を想像させます。

 

【プロフィール】
イ・ハヌル HANEUL LEE
写真をインターフェイスとして、自分と他者とのさまざまな関係性を探求している。彼女の作品は、約400人を記録した "Strangers "や、それに続く新しいプロジェクト "Boomers "など、見知らぬ人との交流の中で生じる微妙な不安からインスピレーションを得ることが多い。デジタル時代への移行が写真にどのような影響を与えたかに興味を持ち、イメージと私たちが生きる世界とのつながりを常に研究している。
2017年に大邱(テグ)の慶日(キョンイル)大学校で写真学士号を取得し、2021年にソウルの弘益(ホンイク)大学校デザイン学部で写真修士号を取得。

関連記事