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畠山直哉・大竹昭子

見えているパチリ!

定価:1,000円+税

Book Design: 装幀 横山 雄+大橋悠治(BOOTLEG)、 装画・写真 畠山直哉
Size: 文庫版(H148mm×W105mm)
Pages: 85 pages
Binding: Softcover、カバーなし
Published in February 2022
Publisher: カタリココ文庫

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『出来事と写真』(赤々舎)の続編とも言える、畠山直哉氏と文筆家・大竹昭子氏による対談とエッセイ。2022年3月26日[土]-5月8日[日]にPURPLEのオープニング展として開催される畠山直哉「津波の木」展とも連関する内容となっている。
「かたり」と「ここ」を合わせた造語に名を由来し、トークと朗読イベントから生まれた書籍レーベル<カタリココ>文庫の第8弾!

カタリココ文庫8号は、写真家・畠山直哉と文筆家・大竹昭子による『見えているパチリ!』をお届けいたします。 畠山直哉は陸前高田にあった実家が東日本大震災の大津波で流され、母を亡くして以来、故郷に通って撮影してきました。しかし、パンデミックという「新たな出来事」がそれに重なり、帰郷がままならなくなります。 ふるさとが遠のいていくような不安、自分の言動に慎重にならざるを得ないような風潮、倫理観に縛られて直感的に行動できなくなっている状況、結果を性急に求めすぎる傾向……。シームレスにつながっていく彼の懸念は、私たちが日々感じながらも深くは考えない事柄を明らかにします。

 

かつて畠山と大竹は大震災の直後に数回にわたって対話を行ない『出来事と写真』(赤々舎)を出しました。本書はその続編とも言えるもので、ふたりが本書のために新たにおこなった対談と、畠山のエッセイ「心の陸前高田」(初出『新潮』2021年4月号)が収録されています。私たちが日々抱いているもやもやした感情に光を当て、考えを深めるきっかけを与えてくれる一冊となることを願っています!

 

― 出版社説明文より

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