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合同会社PURPLE 、THE KYOTO

京都百年書 Issue01 瓢亭

定価:150,000円+税

企画・制作: 合同会社PURPLE、THE KYOTO
発行: 合同会社PURPLE

仕様:450×290mm/A3横変型/52頁
/100部限定(エディションナンバー付き)

※エディションナンバーはお選びいただけません。
/京焼刷毛目瓢箪銘々皿 2客付き
(作陶:龍谷窯 宮川香雲、絵付:瓢亭 髙橋英一、監修:瓢亭 髙橋義弘)

発売日 : 2023年10月17日
ISBN : 978-4-9912907-0-1

*お支払い方法は、各種クレジットカード、銀行振込をお使いいただけます

送り先一箇所に対して、商品合計金額が10,000円以上は送料無料

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京文化の “今"を、百年先へ伝える。
京都 南禅寺畔〈瓢亭〉の懐石料理を、視覚だけでなく五感で楽しむアート本。
2023年12月「グルマン世界料理本大賞 アジアスペシャルアワード」を受賞!!!

京都 南禅寺畔〈瓢亭〉の、美術工芸品級の名器、四季のしつらい、和敬清寂を心にした総合芸術としての「京料理」を、視覚だけでなく五感で楽しめる仕掛けのつまったアート本です。

本書は、「 文化を知る。世界を変える。」をスローガンに、京都の文化を世界に発信するウェブメディア< THE KYOTO >と、写真集や美術書に定評のある出版社 赤々舎と青幻舎の創業者が手がける< PURPLE>が、共同で企画、制作。本質を守りながら時代に合わせて変わり続け、受け継がれる京文化の“今”を記録し、100年先の人々に京文化を伝えることを目的としています。 空気までも映しだす〈瓢亭〉の懐石料理コース全品の美しい写真とともに、素材や道具、ゆかりのものを丁寧に貼り込んでおり、手ざわり感を大切にした世界限定100冊の極められた一冊をお届けいたします。

さらに14代 当主 高橋英一氏が絵付け、作陶は龍谷窯 宮川香雲、監修は15代当主 高橋義弘が行った京焼「京焼刷毛目瓢箪銘々皿」が2客付き。

明治15年に建てられた数寄屋造りの新席でみられる土壁を表現した表紙の阿波和紙は、藁が美しく浮き出た土壁と同素材。京都・西陣地区で採れる希少な聚楽土と藁を混ぜて漉き込まれており、随所に、京の伝統と技が光ります。


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伝統を重んじ挑戦を重ねる〈瓢亭〉の美しさとともに

紙印刷の「価値」が問われる時代に贈る「京都百年書」

 

京都 南禅寺畔〈瓢亭〉は、南禅寺境内の門番所を兼ねた南禅寺総門外松林茶店(腰掛茶屋)としてはじまってから、450年余りの歴史を持つ老舗料亭。細い苑路の石畳の先にある、「くずや」と呼ばれる創業時に建てられた茅葺きの茶室は、中に入ると今でも江戸時代の息づかいを感じさせます。
茶店の時代から供されていた名物 半熟玉子(瓢亭玉子)は、幕末の出版物『花洛名勝図会』に「瓢亭の煮抜玉子は近世の希製なりとて酒客あまねくこれを食悦す」とあり、当時から人気を博し、今も愛され続ける一品。また、茶懐石を基礎としながらも、伝統と革新を重ね、時代の淘汰を幾度となく切り抜けてきました。

一方で、本も時代の波を受け続けてきたメディアです。デジタル化の急速な進展に伴い、様々な業界でペーパーレス化が進む昨今。 広告や新聞、雑誌など更新される情報はさらに電子化が進み、これからは「紙に印刷する意味」が問われるでしょう。 特別な存在になろうとしている紙印刷された本は、手触りや香りなど「五感」に働きかけ、記憶に残りやすいという特徴を持ち、保存性の高い紙を使えば、数百年、数千年と保存することもできる。「京都百年書」は、そんな紙印刷の特性を今一度見つめ直し、価値を極めた一冊です。

 

伝統と革新のための挑戦を繰り返し、歴史を積み重ねてきた〈瓢亭〉の美を、紙印刷の「価値」が問われる時代に、本というメディアの豊かさに乗せ、みなさまへお届けできますと幸いです。

 

 

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《Profile》

PURPLE

京都の美術系出版社として世界的にも知られている〈青幻舎〉の創業者と、気鋭写真家を数多く輩吊する〈赤々舎〉が共同で設立したコミュニティスペース「PURPLE」。ギャラリ ーでは写真展やイベントが開催され、併設されたブックショップでは、アート関連の書籍を販売している。

THE KYOTO

「文化を知る。世界を変える。」をスローガンに、京都の伝統文化・工芸、暮らしに役立つ知恵などをインターネットを通して国内外に発信する京都新聞社のウェブメディア。グローバルなアート・文化のコミュニティを生み出すことを目指している。

 

 

 

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