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谷口昌良・畠山直哉

空蓮房 ー仏教と写真ー

定価:2,500円+税

Book Design: 木村稔将
Size: H190mm×W130mm
Pages: 176 pages
Binding: Softcover
Published in September 2019
Publisher: 赤々舎

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空蓮房の谷口昌良氏が仏教と写真を探究する中で得た思惟を、30年来の友人でもある畠山直哉氏が翻訳しつつ応答した、ユニークとも言える成り立ちを持つ本書。
写真って何だろうと考える人への深い問いかけ─ 芸術、仏教、哲学、禅、自我、物語、イメージ、現象、ひいては、慈悲の根源、「空」としての眺めなどにまで、その思索のやりとりは及んでおり、二人の言葉が重なったりずれたりする中で、写真と私たちのありように対する、深遠な考察がなされていく。
自己意識と世界との出会いをどう捉えるか、現在とこれからを生きる私たちにとっても貴重なヒントが数多く含まれている一冊。

「実体は固定されない。影は固定される。」ー仏教と写真の邂逅と対話。

2006年に、谷口昌良が寺院の一角に瞑想のための空間として構えた「空蓮房」。

そこで開かれた写真展示を振り返り、その活動と書かれた言葉に思いを巡らす。

谷口が仏教と写真術を同時に考えて語る理由や意義を、畠山直哉によって 「翻訳」し「解釈」したものでもある本文は、いま写真芸術に最も必要とされることは何なのか、その深化した議論を喚起するための問いかけであり、「祈り」である。

 

【掲載作品】

畠山直哉/ギャリー・ウィノグランド/レオ・ルビンファイン/須田一政/他 展示風景多数

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