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池田武史|Takeshi Ikeda

『Space X 』Takeshi Ikeda 展示カタログ

定価:909円+税

写真・執筆:池田武史
編集 : 池田武史、小林絵美子
デザイン:大西正一
漫画 : 山形育弘

判型:H210mm/W148mm
頁数 : 14 page
仕様:中綴じ

発行:大西正一、池田武史

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イギリスの批評家・理論家のマーク・フィッシャーは、晩年、資本主義というプログラムこそが、既に人間社会に存在している「人工知性=AI」であると言った。彼曰くこのプログラムは、生活様式を規定し、均質化し、自己増殖以外の目的を持たない。

 

このビジョンは、映画『遊星からの物体X』(ジョン・カーペンター1982年)に登場する地球外生命体のようだ。映画の中で地球外生命体は、触れるもの全てに変身〜同一化し食い尽くしていく。アートの世界にあっては、冷戦下に自由主義のプロパガンダとして利用され、現在はマーケットの中で投機的に制作~販売され増殖し続ける抽象絵画も、現実の「物体X」として見ることが出来るかもしれない。

 

「AI」「抽象絵画」「物体X」「不定形」「自己増殖」といった側面に着目し、資本主義をいかに表象することが出来るかを検討する『Space X 』展の展示カタログ

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