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2023.12.03

牛腸茂雄を巡る対話
三浦和人 × 佐藤正子トークイベント

日時: 12月3日[日] 15:00–16:30
場所: PURPLE(定員30名、要予約)
料金: 1,000円

お申し込みはこちらから。

2023年11月3日より市立伊丹ミュージアムにて開催中の【牛腸茂雄写真展「“生きている”ということの証」】。この度PURPLEでは、桑沢デザイン研究所入学以来の友人であり、牛腸茂雄の没後、その作品管理に携わる写真家の三浦和人さんと、企画・協力で本展に携わる佐藤正子さんのトークを行います。今を生きる人によって語り直される、牛腸茂雄の写真を巡る対話を、ぜひお楽しみください。

 

 

 

三浦和人|Kazuto Miura

1946年生まれ、桑沢デザイン研究所研究科写真専攻卒業。凸版印刷アイデアセンター写真部を経て独立。東京造形大学・桑沢デザイン研究所・日本写真専門学校の非常勤講師を務める。現在「風の旅行社・風カルチャークラブ」など写真倶楽部の講師も務める。2011年4月11日から、東北地方太平洋沿岸を取り続けている。写真集に『会話 correspondence』(1998/モール)、図録に『スナップショットの時間(とき)~三浦和人と関口正夫』(2008/三鷹市美術ギャラリー)がある。

佐藤正子|Masako Sato

本展の企画制作に携わる。上智大学文学部新聞学科卒業。PPS通信社入社後、写真展の企画制作に携わる。2013年、展覧会企画制作会社コンタクト設立。写真を中心とした展覧会の企画を中心に、ロベール・ドアノーの日本国内での著作権管理、編集企画に従事。これまで、ロベール・ドアノー、ジャック=アンリ・ラルティーグ、牛腸茂雄、ソール・ライターなどの国内巡回展企画制作に携わる。

 

 

 

 

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◯展示情報

 

牛腸茂雄 写真展 “生きている”ということの証


会期: 2023 年 11 月 3 日(金祝)~12 月 24 日(日) 
休館日: 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
会場: 市立伊丹ミュージアム 展示室 2・3・5
開館時間: 10 時~18 時(入館は 17 時半まで)
入館料:一般 1,000 円、大高生 700 円、中小生 400 円

主催:市立伊丹ミュージアム[伊丹ミュージアム運営共同事業体 / 伊丹市] 企画協力:株式会社コンタクト
協力:三浦和人、赤々舎

 

本年に没後40年を迎え、『牛腸茂雄全集』(赤々舎)が刊行されるなど注目を集める写真家、牛腸茂雄(1946-83)の回顧展を開催します。
新潟県に生まれた牛腸は、3歳で胸椎カリエスを患い、長期間にわたって下半身をギプスで固定される生活を余儀なくされたことから成長が止まり、生涯、ハンディキャップとともに生きていくこととなりました。10代からデザインの分野で非凡な才能を見せた牛腸にとって大きな転機となったのが、高校卒業後にデザイナーを志して進学した桑沢デザイン研究所で大辻清司と出会ったことでした。大辻は戦後写真史に重要な足跡を残した写真家であるとともに、新しい世代の礎となる才能を数多く見出した優れた教育者でもありました。「もしこれを育てないで放って置くならば、教師の犯罪である、とさえ思った」と、牛腸の才能を見出した大辻の説得により、牛腸は写真の道を歩むこととなったのです。
レンズを通して見つめる新たな世界を獲得した牛腸は、憑かれるように創造の世界に没頭しました。そして、限られた命であることを自覚し、「”生きている”ということの証」として写真集の制作に力を注ぎました。何気ない日常で出会った子どもたち、家族、友人と、静逸で淡々とした作品の奥からこちらを見つめる被写体のまなざしは、写真を通して「自分と世界との関わり」を探求しつづけた牛腸のポートレイトでもあります。そこには、日々のなかで「見ること」と「見られること」、「自己」と「他者」との関係性を意識してきた牛腸の深い洞察と、常にはじめて世界を見たような初々しさとが共存しています。
本展では、生前に制作された写真集『日々』1971年、『SELF AND OTHERS』1977年、『扉をあけると』1980年、『見慣れた街の中で』1981年に収録された作品と、未完に終わった『幼年の「時間(とき)」』の作品、関連資料など約200点を展示し、牛腸のまなざしに迫ります。

(市立伊丹ミュージアムHPより引用)

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